2025/09/02 17:25
光は素材を選び、素材は光を整えます。高品質スチールの端正なフレームと、アクリルディフューザーの柔らかな透過が出会うとき、壁面は“面”から“表情”へと変わります。高さ11cm・幅24.8cm・奥行10.5cmというコンパクト設計は、狭い廊下や玄関でも圧迫感を与えず、横方向に伸びるルーバー(横格子)が眩しさを抑えながら、心地よい光の帯をつくります。E26のLED電球に対応し、屋内はもちろん軒下などの屋外空間でも上質に佇む一灯です。
◆光と造形のコンセプト
直線を重ねた横格子は、装飾だけではなく光学的な配慮です。視線の角度に応じて光源の直接視認を抑え、アクリルを通した拡散光だけを残すことで、目にやさしい輝度感を保ちます。木とレンガのテクスチャーに寄り添う温かさを持ちながら、スチールならではの緊張感が空間を引き締め、どんな住宅にも自然に溶け込みます。
◆素材とディテール
- 本体フレーム(高品質スチール)
剛性の高いスチールは微細なたわみを抑え、照明やルーバーを長期にわたり保持します。光をコントロールし、陰影のディテールを明瞭に表現します。 - ディフューザー(アクリル)
均一な拡散でホットスポットを抑え、滑らかな光膜を形成します。ガラスに比べて軽量で割れにくく、日常のメンテナンス性にも優れます。 - プロポーション(H11 × W24.8 × D10.5cm)
壁面からの張り出しを抑えた低背設計。人の動線が近い廊下や玄関でも邪魔になりにくく、複数台の連続配置にも適しています。
◆光の体験価値
- 眩しさの抑制
ルーバーが視線方向の直射をカット。アクリル拡散光だけを残し、近接距離でも快適な視環境をつくります。 - 壁面の質感強調
水平方向に伸びる光のレイヤーが、煉瓦や木目の陰影を引き出し、素材の表情を立体的に見せます。 - 時間帯による変化
夕景では温かく、夜更けには静謐に。光の帯は空間に呼吸のようなリズムをもたらします。

◆設置シーンの提案
- 玄関・ポーチ
目線より少し高め(床から約150〜170cm)に設置すると、来客の顔をやわらかく照らしつつ眩しさを抑えられます。屋外は軒下など、雨が直接当たらない場所に設置してください。 - 廊下・階段
2〜2.5mピッチの等間隔配置で、連続する光の帯を演出。低背設計のため狭い動線でも圧迫感が出にくいのが利点です。 - リビング・寝室
一般照明を消し、壁面光だけで過ごすと、反射光が天井・床をやさしく満たし、くつろぎの照度に。 - 店舗・ホスピタリティ
ファサードや客室の補助照明として。ルーバーの水平ラインが空間の基準線をつくり、端正な印象を与えます。

◆光色と電球選び
- 電球色(約2700K)
くつろぎ重視の住宅や宿泊空間に。木部との相性が良く、陰影が豊かに出ます。 - 温白色(約3000〜3500K)
玄関や廊下など、温かさと視認性のバランスが求められる場所に適しています。 - 昼白色(約5000K)
素材色をフラットに見せたい展示・バックヤードなどに。実用照度を確保しやすい色温です。

◆スタイリングのヒント
- 素材の対比
無垢材・煉瓦・モルタル・タイルといったテクスチャー面に合わせると、水平光が凹凸を際立たせます。 - 連続配置の美しさ
同一高さで複数台を並べると、建築のラインと光のラインが一致し、空間全体が整って見えます。 - アートやサインの伴走
額装の横、サインプレートの脇に寄せると、視線誘導と読みやすさが向上します。

◆メンテナンスと施工
- 施工
結線には専門の技術・資格が必要です。有資格の工務店・電気工事業者へご依頼ください。背面には壁面固定用のビス穴、接続部には圧着用の電線を備えています。 - 電球交換
本体側面のビス2本を緩めてカバーを外し、E26口金の電球を交換できます。LED電球の使用を推奨します。 - 屋外設置の注意
軒下など、雨が直接かからない場所に設置してください。定期的な清掃でアクリル面の透明感を保てます。
◆製品仕様
- 材質:高品質スチール、アクリル
- サイズ:高さ11cm × 幅24.8cm × 奥行10.5cm
- 重量:約1.5kg
- 光源:E26(LED電球使用可能)
- 定格電圧:AC100V(50/60Hz) 国内使用可
- 設置場所:屋内/屋外(軒下など雨が直接かからない場所)

◆最後に
直線で整え、光で和らげる。スチールの端正さとアクリルの寛容さを併せ持つ照明は、日常の壁面を光のレイヤーへと再定義します。限られたサイズに、視環境への配慮、施工性、普遍的なデザインを凝縮。住宅にもホスピタリティにもふさわしい、長く使い続けるためのウォールライトです。
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